・どのクライアントと仕事しても恥ずかしくない基本を知りたい
・今よりもっといい文章を書けるようになりたい
このように悩んでいませんか?
本記事ではwebライティングで使える9つの基本を紹介し、併せて上達のコツややってはいけないことについても解説します。
こちらで紹介する基本は、クライアントワークで400記事以上の執筆経験、年間100冊以上の読書経験から得たものです。
この記事では
- webライティング9つの基本
- よりよい文章を書くための7つのコツ
- webライティングでやってはいけないこと
- webライティングが上達するためのコツ
以上について解説していきます。
5分くらいで読めてブログやクライアントワークで使える文章の基本が身に付きますよ。ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
- 文章力は9つの基本をおさえることで解決できる
- 基本をおさえたら7つのコツを実践
- ブログ・クライアントワーク・読書で勉強しよう
・webライティングではどのようなことを意識したらよいかわからない
・基本をまとめてほしい
このように考えていませんか?
以下ではwebライティング9つの基本を解説します。
具体的に本項では
以上について解説していきます。
webライティングの基本は結論ファーストです。結論から書き始めることで、読者が答えに辿り着きやすい良質な記事ができます。
例えば作文・論文は「三段論法」などを使って結論を後ろ回しにする傾向があります。わたしが論文を執筆していたときも結論は各章の後ろにくることが多かったです。
しかし、webライティングの世界でこの執筆方法は、読者の離脱に直結してしまいます。そのため、結論ファーストで執筆する必要があるのです。
webライティングでは、シンプルな文章を心がけましょう。伝えたいことが明確になるからです。
実際に執筆するときは「一文一義」を意識してみましょう!
一文一義とは、「ひとつの文にひとつの意味を持たせる」ということです。意識すると、一文が長くなり主張がごちゃごちゃにならないようにできます。
具体的に執筆するときは、最大60文字程度で一度句読点を打つように心がけてみましょう。簡潔な文章が書けるようになりますよ。
文章は見た目にこだわって執筆しましょう。読者が飽きない、そして読みやすい記事になるからです。
実際わたしは以下の3つを意識しています!
- 漢字:ひらがな=3:7
- 要点は黄色マーカー・注意点は赤マーカー
- 2・3文に1度画像・表・吹き出しなどを挿入
例えばあなたが文章だけのブログを見たとき「読みにくいな」と感じますよね。
特にwebライティングの世界では、サクッと読みたいユーザーが多くいます。そのためより見た目を意識した文章を心がける必要があるのです。
webライティングで執筆した記事は、必ず推敲しましょう。文章は推敲していく中で磨かれるからです。
また、推敲するときは一晩置いてから行うこともおすすめです。できるだけ客観的に確認できる状況を作って推敲してみてください。
ちなみにわたしは「文賢(有料ツール)」を活用しています。
クライアントワークでかなり効率的に推敲できるようになったので、収益が上がってきたときは導入してみてください。
webライティングの世界では、中学生がわかるような言葉で執筆することが基本です。理由は諸説ありますが、クライアントには「義務教育が中学生までだから」と教わりました。
例えば専門用語をできるだけ言い換えて説明したり、図表など視覚でわかるように工夫したりする方法が考えられます。
「自分が中学生だったときに読んで理解できるか」を基準にしてみるといいですよ!
記事を執筆するときは、具体例を示すことが大切です。読者がより理解できたり、必要性を感じてもらえたりします。
わかりやすい具体例を示すと、オリジナリティがある記事になります。検索エンジンからも評価される記事になるため、実践してみてください。
「これ」「それ」などの指示代名詞はできるだけ使わないように心がけましょう。読者は飛ばしながら記事を読むからです。
例えばあなたがweb記事を読むとき、隅から隅まで読むことはなかなかないですよね。ぶつ切りに読んでも伝わるよう、指示代名詞はできるだけ使わずに執筆すべきなのです。
指示代名詞を使うときは、そこだけ読んでも伝わるか確認してみてください!
webライティングを実践するときは文末表現の重複に注意しましょう。幼稚な文章にならないようにするためです。
【悪い例】
この文章は悪い例です。文末表現が同じで子どもっぽいです。3回繰り返すと「しつこい」と感じることも特徴的です。
【良い例】
この文章は良い例です。文末表現が異なり、読みやすい印象を与えます。読者にストレスを与えずに読んでもらえるのです。
このように文末表現が重複してしまうと、小学生の感想文のような印象を与えてしまいます。
「重複は2度まで」と基準を設けておくと読み手にストレスがかからない文章になりますよ!
情報は信ぴょう性のあるサイトから仕入れましょう。クライアントや読者が納得いく根拠を示すためです。
私がリサーチするときの優先順位は以下の通りです。
- 省庁のサイト
- NPO・NGOなど
- 大手シンクタンク・新聞社の記事
- 経済雑誌や書籍
- 大手企業の調査
ここでのポイントは「個人ブログやまとめサイトの情報を根拠にしないこと」です。恣意的で根拠に欠ける情報も多く含まれているため、必ず上記の優先順位で調べてみてください。
・基本はおさえたけどほかに必要なことはないの?
・もっといい文章を書けるようになりたい
このように考えていませんか?
以下ではよりよい文章を書くためのコツを7つ解説します。
具体的に本項では
以上について解説していきます。
以下で紹介する内容は9つの基本があってのコツです!上で紹介している内容をマスターしてから実践してみましょう。
より良い文章を書くために、主語と術後は近づけることをおすすめします。なぜなら主語と述語が離れていると読者が理解しずらい文章になってしまうからです。
【NG】
わたしは長時間熟成した鶏肉で揚げたからあげが好きです。
【OK】
私はからあげが好きです。長時間熟成させた鶏肉で作った〇〇のからあげはたまりません。
主語と述語を近づけると、一番伝えたい情報を先に伝えられます。「何が」「どうした」を先に伝えることで、読者にストレスなく読み進めてもらえるのです。
記事を執筆するときはペルソナを設定してみましょう。より想定読者に刺さる記事が書けるようになります。
- ペルソナとは?
- 記事を執筆する上で設定する読者像のことです。マーケティングの世界で使われる用語で、年齢や性別、職業など細かい人物像を設定します。
ペルソナを設定すると、これまで以上に訴求力が上がったり読者に刺さる文章が書けたりします。
具体的に設定する項目は以下にまとめておきますので、参考にしてみてください。
- 年齢
- 性別
- 職業
- 住んでいる場所
- 年収
- 家族構成
- 学歴
- 趣味
- 悩んでいること
webライティングの世界でより良い文章を書きたい人は、起こしてもらいたいアクションを想定しましょう。読者に価値を提供しつつ、アクションを起こしてもらえるようになるからです。
何も考えずに記事を執筆してしまうと、ただの良い文章になってしまいます!
webライティングの世界、特にクライアントワークでは、自分が書いた記事が売上に直結します。
売上につながるような記事を執筆するために、起こしてもらいたいアクションを想定しながら執筆する必要があるのです。
よりよい文章を書くために、「は」「が」の使い方をマスターしましょう。ミスなく使い分けることで読者にストレスを与えない文章が書けるようになります。
とはいえ順接と逆接のイメージができない方もいらっしゃいますよね。以下のボックスに具体的な事例をまとめますので確認してみてください。
【順接】
この記事「は」わたしが執筆しました。
【逆接】
わたしは高校までクラブチームで野球をしていました「が」、本当は家でゲームしている方が好きです。
特に逆接の「が」を、順接のように使ってしまう方が多い気がします。この書き方でクライアントワークに臨んでしまうと間違いなく修正が入るので注意してください。
【逆接NG】
わたしは高校までクラブチームで野球をしていました「が」、野球はやっぱり楽しいです。
→「が」がなくても文章は伝わる。逆接の関係にない
【逆接OK】
わたしは高校までクラブチームで野球をしていました「が」、本当はサッカーの方が好きです。
よりよい文章を書くために、見出しで概要を伝えられるようにしましょう。読者にある程度読後の未来を想定できるようにするためです。
特にH2(大見出し)は抽象度を下げて、わかりやすい見出しを設定する必要があります。以下に見出しの事例をまとめますので参考にしてみてください。
【NG】
<h2>よりよい文章を書くために必要なこととは?</h2>
→抽象度が高い。もう一段階下げて読後の未来を見せたい
【OK】
<h2>【応用編】よりよい文章を書くための7つのコツ</h2>
→NGよりも読後の未来が見える。よい文章を書くために必要な要素がいくつあるか明確
web上でよりよい文章を書くために、副詞でごまかさない文章を心がけましょう。抽象度が下がり、読者に寄り添った文章が書けるようになるからです。
- 副詞とは?
- 「ずっと」「しっかり」「たっぷり」など、他の言葉の意味を詳しく説明する言葉のことです。
「しっかり」「たっぷり」は使い勝手がいいのですが、読者と認識のズレが生じてしまう可能性があります。そのため、副詞でごまかさずに数値を使って認識を合わせる必要があるのです。
漢字は適宜「ひらく」ことをおすすめします。なぜならより読みやすい文章になるからです。
- ひらくとは?
- 漢字をあえてひらがなに変換して書き上げる手法のことです。逆にひらがなを漢字にするときは「閉じる」といいます。
前述したように、漢字とひらがなは「3:7」で執筆することがベターです。漢字の割合が高くなると専門家のような文章になり、ひらがなが多くなるとやさしく読みやすい雰囲気になります。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』に記載されている内容をまとめますので確認してみてください!
事→こと 沢山→たくさん
物→もの 宜しく→よろしく
時→とき 為→ため
所→ところ 及び→および
位→くらい 然し→しかし
頂く→いただく 是非→ぜひ
下さい→ください 等→など
居る→いる 予め→あらかじめ
易い→やすい 後で→あとで
このほかにもたくさんありますが、とりあえず上記の内容をおさえておけばおおよそ重要な部分はカバーできます。
自分のブログやクライアントワークで実践してみてください。
・webライティングでタブーってあるのかな?
・クライアントワークやブログで恥をかきたくない
このように考えていませんか?
以下ではwebライティングでやってはいけない3つのことを解説します。
具体的に本項では
以上について解説していきます。
いわずもがな、コピーコンテンツはやってはいけません。Googleからの評価が下がり、サイトの信頼性が落ちてしまうからです。
具体的にコピペをしてしまうと、自社ブログの検索順位が下がったりクライアントワークでは契約解除されてしまったりしてしまいます。
やっていなくてもコピーと認識されてしまう可能性があるため、「ccd」などのチェックツールを活用してみてください!
Twitterには「どこまでがコピペのボーダーラインですか?」と聞いている人もいますが、基本的に「疑わしきことはやらない」の姿勢がベストです。
書籍や実務経験などで専門性を高めて、コピーにならない文章を書けるようになりましょう。
信ぴょう性の低いサイトからの引用はおすすめしません。根拠に乏しい文章になってしまうからです。
- 信ぴょう性の低いサイトとは?
- 個人ブログやキュレーションメディアなどを指します。一次情報ではない可能性が高く、情報が恣意的に変えられている可能性があるのです。
もちろん自分が情報を得るために活用するには問題ありません。
しかし、信ぴょう性の低いサイトを自分のブログでエビデンスにしたり、クライアントワークで活用したりすると主張にかける文章になってしまいます。
そのため官公庁が出しているデータや、大手企業の研究機関が出しているデータを活用しましょう。
「です・ます調」と「だ・である調」の混同は避けましょう。敬体(です・ます)と常体(だ・である)が混ざってしまい、違和感のある文章になってしまうからです。
「です・ます調」「だ・である調」が混ざってしまうと、これまで紹介した基本をおさえても意味がなくなってしまいます!
特にクライアントワークではどちらかを指定されることがほとんどです。レギュレーションを必ず守り、脱線しないように心がけましょう。
・webライティングの勉強方法を知りたい
・実際どのように勉強しているの?
このように考えていませんか?
以下ではwebライティングが上達するためのコツを3つ解説します。
具体的に本項では
以上について解説していきます。
webライティングを上達させるために、自分のブログでアウトプットすることをおすすめします。文章力を鍛えつつ、収益化も狙えるからです。
このようにブログを書き続けていると、収益が発生する「稼げるブログ」に育ちます。続けていれば自分のコンテンツでお金が発生するようになるため、やってみてください。
ブログに挑戦してみたい人は以下の記事を参考にしてみてください!
文章力を鍛えるために、たくさんのクライアントと仕事することをおすすめします。なぜならレギュレーションを見たり修正されたりすることで、文章力が鍛えられるからです。
つまり、たくさんのクライアントと仕事をすることで、ライティングに関する知見が高まっていくのです。
これからクライアントワークをするときは、意識して取り組んでみてください!
文章力を鍛えるために、読書を習慣づけることをおすすめします。なぜなら優秀な校閲者が手をかけた活字を読めるからです。
書籍はweb上の記事よりもじっくり時間をかけて作られます。大学の先生は企画から出版までに1年以上かかっていました。
それだけ時間をかけて作られた文章は、読むだけで自分の文章が磨かれそうですよね。
実際年間100以上読んでみると、過去の文章をみて「恥ずかしい」と感じるくらいには成長できました。好きな本でもライティングに関する書籍でも構わないので、まずは一冊読んでみてください。
この記事ではwebライティングでおさえたい文章の基本をまとめていきました。webライティングは9つの基本をおさえることで、読者が違和感なく読める文章を書けるようになります。
9つの基本は以下の通りです。
また、基本をおさえたら7つのコツを意識していきます。コピーコンテンツやリサーチの仕方などを意識しながら執筆してみましょう。
ブログでのアウトプット、読書でのインプットも忘れずに!